天皇賞秋 ジャパンカップ 有馬記念の古馬三冠はもう出ない!?
天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念……「秋古馬三冠」と呼ばれるG1の3つです。
この記事では、秋古馬三冠それぞれの詳しい内容や、天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念を全て優勝=三冠達成した際のボーナスについて解説していきます。
ちなみに……私はやっていませんがゲーム「ウマ娘」では「秋シニア三冠」と言われている……らしいです。
天皇賞秋の特徴
「秋古馬三冠」の第一ステップが、天皇賞秋です。東京競馬場芝2000mで行われます。
このレースは秋の古馬を対象にした中距離のG1として、長い伝統を持つレース。1983年まで、天皇賞春と同じ東京競馬場の3200mで行われていました。
しかし、馬産の取り組みがスピード重視へとシフトし、ジャパンカップの設立を受けて、1984年からは2000mの距離で実施されるようになりました。
以前は古馬の中長距離を目指す馬たちの大きな目標となっていましたが、最近ではジャパンカップや有馬記念への前哨戦の役割、またマイルチャンピオンシップに向かう馬が出走してきたりと…
役割がが増してきている感があります。
その位置づけは変わりつつあるかもしれませんね。
マイラーが出走することもあり、スピードと東京競馬場の長い力戦を走り切る持続力も問われます。
ジャパンカップ
このレースは、日本の競馬の国際的な魅力を広めるために、1981年にスタートした国際G1レース。11月下旬、東京競馬場の2400mでの競走として、有馬記念とともに1着賞金5億円という注目度の高いレースです。
設立初期は外国産馬の参戦が目立ち活躍していました。なんなら「日本の馬は勝てない!」とも。
しかしこの20年間で、日本産馬が主役になるケースが増えてきました。海外の馬には、日本の固い馬場や、香港国際競走とのスケジュールの兼ね合いなど、参戦のハードルが上がっているようです。
これらの変化により、ジャパンカップの国際G1としての役割にも変化が見られるようになってきました。
ようは「わざわざ使う価値がみいだせない(お金くらいしか)」
2022年はストレートに言うとG1というよりG1.5程度のメンバーで、単なるスローペースからの瞬発力勝負というレベルの低いレースでした。
有馬記念特徴
有馬記念は、秋の古馬三冠のクライマックスとして、競馬ファンの注目を集める名レースです。1956年に「中山グランプリ」として誕生したこのレースは、ファンの投票によって出走馬が選ばれる、当時の競馬界において革新的な形式で開始しました。
この名前の由来、「有馬」は、JRAの初代理事長であった有馬頼寧氏の名にちなむものです。彼の業績を讃え、彼が亡くなった翌年にレース名を「有馬記念」としてリニューアルしました。
中山競馬場を舞台に、毎年年末に開催されるこのレースは、1965年まで距離が2600m、1966年からは2500mとなっており、長い距離を要するため、馬のスタミナと戦術が問われるレースとなっています。
賞金は国内最高となる5億円にも上り、ジャパンカップと同等の受賞金を誇ります。
これまでの歴史の中で、数多くの伝説的名馬がこの舞台でその実力を示してきました。特に1996年の売り上げがギネス記録を樹立するなど、ファンからの熱い支持を受けているレースの一つです。
天皇賞秋やジャパンカップと違いスピードより体力・タフさが問われやすいレースです。
あのアーモンドアイが惨敗したのが有馬記念。
これは中山2500m、12月の力のいる馬場などが要因=スピードではなく体力が問われる。
秋古馬三冠の特典!とは?
天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念。この3つのレースを1年の間に制覇すると、JRAから贈られる特別なボーナスが存在します。
内国産馬には2億円、外国産馬には1億円という驚きの金額が、通常の賞金に加えられるのです。
このボーナス制度は2000年に始まり、優れた馬やファンから支持を受ける馬に古馬三冠の全レースへの挑戦を促進する目的で導入されました。
そして、この挑戦は非常に難しく、2000年から現在まで、テイエムオペラオーとゼンノロブロイのわずか2頭しか達成していないことからも、その難しさが伺えます。
なぜ難しいのか…は先ほど有馬記念の項目でも書きましたが…
天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念それぞれで「問われる適性」が違うから。
そして、連続でG1を3つ勝つには能力が高いだけでなく体調も維持し続けなければいけません。……そりゃ難しいですよね。
三大レースとその変遷
年間を通じて、古馬中長距離路線における三大レース、すなわち天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念は、競馬界における最も権威ある大会として位置づけられています。
特に有馬記念は競馬をやらない人も聞いたことがあるレース…としてそれだけ有名なレースです。
これらのレースで継続して好成績を収めることは、馬の持続的な体力や精神力、そして安定した実力を持つことの証明となります。
また、近年は、特に賞金の高いジャパンカップや有馬記念に焦点を絞る競馬関係者が増加し、天皇賞秋の存在感が徐々に薄れてきています。
逆に、天皇賞秋・ジャパンカップは問われる適性が近いため出走して有馬記念は始めから検討もしない、といケースも。
このため、三冠全てのレースに挑む陣営が少なくなり、最も注目されるべきレースでの、トップ馬同士の熱い戦いが減少してきているのは、多くのファンにとって寂しい現状といえますね、、
馬券を買う側としては有馬記念は「お祭り」として楽しみたいのでたくさんの強い馬が出てきて欲しいですが…そうもいかない「損得」がある。
競馬はファンだけのものではない、くーーーー(`・ω・´)
な現実です。
もう、天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念の3つを制する馬がでてこないのかも…しれないですね。
・人気馬の嫌い方
・穴馬の見つけ方
など「高配当に繋がるハウツー」を無料メルマガでプレゼントしています。
良かったら(まずは詳細を)読んでみてくださいね!
競馬予想をする上で「メチャクチャ」大事な高配当へのキップですから(^^)/