エリザベス女王杯女王杯2023予想 血統とレース展開考察
2023年のエリザベス女王杯(京都芝2200m)についての考察をご紹介いたします。
この記事では、過去のデータ、レースラップ、血統、予想オッズなどを考察していきます。
エリザベス女王杯は4年ぶりに京都競馬場での開催となります(2020~2022年は阪神競馬場での開催)。
京都開催のエリザベス女王杯は以前から傾向が明確で、GI競走の中でも「わかりやすい」傾向がありました!今年は久しぶりに京都競馬場で行われることから、以前から得意とされていた要素を引き継いで予想を立てたいと考えています。
それでは…エリザベス女王杯で注目すべきポイントを5つ挙げてみましょう。
エリザベス女王杯2023・注目ポイント
(1) スタミナと重量を持つ馬を重視
エリザベス女王杯は、牝馬交流重賞の中でも最長距離です。秋の後半に京都芝で行われるため、スタミナが要求される傾向があります。したがって、ラキシスやマリアライトのように、牡馬相手の中距離競走でも通用しそうな馬を狙うべきであり、瞬発力だけで牝馬相手に戦ってきた馬は割引対象と考えます。
(2) 3歳から4歳までの馬に注目し、5歳以上は軽視すること
過去のエリザベス女王杯の結果を見ると、5歳以上の馬が馬券に絡む例は少なく、逃げ馬のクロコスミアと実力馬のミッキークイーンぐらいしかありません。この競走は決め手が問われるため、最も実力が発揮されるのは3歳から4歳の馬であり、彼らの活躍が目立つレースと言えます。
血統については後述します。
(4) 前に行ける馬に注意を払うこと
レースラップ分析で詳しく説明しますが、この競走は牝馬限定の中距離GIという性質上、速いペースにはなりにくい傾向があります。毎年、前へ行く馬が穴を開けることが多いのです。
(5) 当日の馬場状態を確認し、内伸びか外伸びかを把握すること
馬場の詳細は後述しますが、京都競馬場の馬場は年によって異なり、内枠有利な年と外枠有利な年があります。今年は良好な馬場コンディションと予想され、雨の影響がなければ極端な外伸び馬場にはなりにくいでしょう。したがって、イン伸びか外伸びかを見極めることが重要です。
エリザベス女王杯杯2023血統を考える
2010年代の京都開催のエリザベス女王杯は非常に単純で、血統としてはディープインパクトとキングカメハメハの血を持つ馬を買うだけで大体当たる傾向が続いていました。
その結果、モズカッチャンを除いてほとんどの馬が父サンデーサイレンス系の血統を持っており、この競走では決め手が試されることが明確でした。
また、ディープインパクトとキングカメハメハが特に走りやすい血統であることも理解できます。しかし、最近では多くの馬がこれらの血統を持つため、どの馬を選ぶかが重要な要素となっています。
また、牝馬限定の最長距離競走であり、父サンデーサイレンス系以外の血統で好走したのはハービンジャー産駒のモズカッチャンだけです。
そのため、ヨーロッパの血統を持つ馬は有利とされ、特に凱旋門賞で多くの好走馬を輩出しているステイゴールドの系統が注目されています。
エリザベス女王杯2023データ:年齢
エリザベス女王杯は、前回の記事でも述べたように、3歳から4歳の牝馬が最も絶頂期にある競走です。5歳以上になると、好走の期待値が急激に低下し、前年に好走した馬であっても、5歳以上の馬は注意が必要です。
エリザベス女王杯2023データ:馬体重
この競走は長距離適性が求められるため、馬体があまり大きすぎる馬は不利になります。直近の京都開催の5年間を調べてみると、480キロ以上の馬が好走した例はほとんどありません。むしろ、420〜479kgの馬が主に好成績を収めています。
エリザベス女王杯2023データ:枠順
前回も触れましたが、エリザベス女王杯は馬場の状態によってトラックバイアスが顕著に現れる傾向があります。ただし、外側よりも内側の枠が有利な場面が多く、特に7枠と8枠は不利な結果が目立ちます。
エリザベス女王杯2023データ:前走距離
この競走では、ある程度の位置から急速な脚を使える馬が有利です。前走で距離を短縮した馬は前半部分でペースに乗りづらいとされ、2200m以下の距離で走った馬が有利とされています。
エリザベス女王杯2023データ:ラップ
京都芝2200mは、牝馬限定の競走の中でも最長距離となります。したがって、前半から爆発的なスピードで逃げる馬は現れません。
直近5年間の京都開催でのラップ傾向を見ても、すべてのレースがスローペースで進行しており、その結果、スローペースで逃げたクロコスミアが3年連続で競り合いを制しました。
2015年は外側が有利なトラックバイアスと、ペースが一定に流れたため、外差し馬が優位となりましたが、その他の年は完全に内枠有利の決着となりました。今年も同様の展開が予想されるため、ロスなく立ち回り、素早い脚を使える馬が注目されます。
エリザベス女王杯2023データ:展開
京都競馬場のBコース2週目での開催となります。馬場の状態が回復し、外回りコースでの差し馬が難しい傾向が見られました。したがって、エリザベス女王杯も内側からの先行馬が有利な展開となるでしょう。
とはいえ、目立った逃げ・先行馬がいるわけでもなく、展開面を考えるのは難しいところ。前走「逃げちゃった」ディヴィーナが距離延長でも逃げるのか、他の馬が行くのか…
枠順を観た上で検討をしていきたいところです。
また、ブレイディヴェーグやハーパーら3歳馬が注目されていますが……リバティアイランドが強いことはみとめつつも、他のメンバーの強さは?
秋のGI競走で最初の波乱が期待されるかもしれません。
エリザベス女王杯2023・考察まとめ
以上、ここまでまとめてきた内容を踏まえて考えると…
危険な人気馬は
ハーパー
オークスと秋華賞でルメール騎手が完璧に乗りましたが、この馬はキレ負けしそうなタイプで、京都の外回りコースがプラスになることはなさそうです。
そのため、川田騎手が好位から伸びるというシナリオが考えられ掲示板がやっと…のような結果が近いと考えています。
もちろん崩れず好走を続けていることは偉いですが!
いっぽうで、面白そうな穴馬の一頭は…
騎手含めて期待値が高い馬です。前走では距離不足とコース適性に悩みましたが、新しい戦術で馬群にも対応し、好走しました。
今回の距離延長と条件は最適と考えられ、ある程度のポジションを取り、速い脚を発揮できると予想されます。
「前」に行ってくれるようなら…
マリアエレーナ
も面白い存在=穴馬として押さえておきたい一頭です。
以上、あなたのエリザベス女王杯2023予想のスパイスになれば幸いです!
最後に…
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