菊花賞の馬体重傾向と調教・追い切りなど【チェック事項】
菊花賞の馬体重傾向ほか調教や追いきりの注目ポイントなどまとめていきます。
菊花賞に限らずですがコース・レースによって馬体重の傾向はでるものです。
馬体重が重い方が良いレースもあれば
馬体重が軽い方が良いレースもあります。
※あくまで傾向なので、最終的に馬の個々の能力によります。
ご参考になれば幸いです!
菊花賞の馬体重傾向チェック!
~439キロ 【0,0,0,4】
440~459キロ【1,1,0,12】
460~479キロ【0,3,2,17】
480~499キロ【4,1,3,27】
500~519キロ【0,0,0,8】
520~キロ 【0,0,0,7】
見ての通り500キロ以上の馬体重の馬は菊花賞で良績を残せていません。
(2カテゴリーにまたがりますが)
460~499キロ
の馬体重が特別多くも少なくもないカテゴリーの馬が出走頭数の母数が多いとはいえ多く好走している傾向にあります。
一般的に馬体重=体力と考える事もできるので体重が多い馬の方がよい……と考えるかもしれませんが…
まだ適性も見えていない3歳馬の戦いなので単純なる体力勝負というより、持っている才能の方が上に行くのではないかと。
同じ長距離G1の天皇賞春は「適性が分かっている古馬どうし」の戦い。菊花賞は「一生に一度だから出られるなら出る」馬たちの戦い。
ここら辺も菊花賞における馬体重の傾向に影響を与えているといえるかもしれません。
菊花賞における人気馬の傾向
1番人気の馬は安定しているが、人気馬同士の決着は少ないです。
過去10年で、1番人気の馬の勝利率は40.0%、複勝率は60.0%でこれは「平均」。いっぽう、2番人気以降の馬には顕著な特徴は確認できない。
また、神戸新聞杯の前走成績は菊花賞の結果に結び付いています。
前走=神戸新聞杯やセントライト記念の成績を見ると、神戸新聞杯で良い結果を出した馬が有利という傾向が見られる。
特に、神戸新聞杯で好位置につけた馬は菊花賞でも高い成績を維持している。しかし、6着以下の馬にとっては逆転するのは難しい傾向=過去の結果があります。
神戸新聞杯出走組の前走成績との関係性(過去10年)
前回成績とその後の結果 勝率 連対率 複勝率
1着 3-0-2-2 42.9% 42.9% 71.4%
2着 1-3-1-5 10.0% 40.0% 50.0%
3着 2-2-0-5 22.2% 44.4% 44.4%
4〜5着 0-0-1-13 0.0% 0.0% 7.1%
6着以下 0-0-0-26 0.0% 0.0% 0.0%
神戸新聞杯出走組が中心となっているものの、他のレースからの出走馬も好結果を上げることが多々ある。
特に、前走の結果が良かった馬や春の大きなレースで上位に入った馬は注目されるべ、また、一定の条件を満たす馬も好成績を収める可能性があると見られます。
前走神戸新聞杯以外の馬の過去10年の馬の好走成績
2013年「バンデ」は兵庫特別で1番人気1着となり、その後菊花賞3番人気で3着入線。
2014年「ゴールドアクター」は支笏湖特別で1番人気1着の後、7番人気で菊花賞3着。
2015年「キタサンブラック」はセントライト記念で6番人気1着となり、菊花賞で5番人気で1着。
2016年「レインボーライン」は札幌記念でで4番人気3着から、菊花賞で9番人気で2着。
2017年「クリンチャー」がセントライト記念で4番人気9着の後、菊花賞10番人気で2着。
2017年「ポポカテペトル」は阿賀野川特別で2番人気1着から菊花賞で13番人気で3着。
※2017年の菊花賞は歴史的ドロドロ馬場
2018年「フィエールマン」はラジオNIKKEI賞で1番人気2着となり、菊花賞で7番人気で1着。
2018年「ユーキャンスマイル」は阿賀野川特別で2番人気1着の後、菊花賞で10番人気で3着。
2019年「サトノルークス」はセントライト記念で8番人気2着となり、菊花賞では8番人気で2着。
2020年「アリストテレス」は小牧特別で2番人気1着から菊花賞で4番人気で2着。
2020年「サトノフラッグ」はセントライト記念で1番人気2着の後、菊花賞で5番人気で3着。
2021年「タイトルホルダー」はセントライト記念でで1番人気13着と大敗後、菊花賞で4番人気で1着。
2021年「オーソクレース」はセントライト記念で5番人気3着の後、菊花賞で3番人気で2着。
2021年「ディヴァインラヴ」は木曽川賞で1番人気1着から菊花賞で6番人気で3着。
2022年「アスクビクターモア」はセントライト記念で1番人気2着の後、菊花賞で2番人気で1着。
栗東の坂路調教
過去10年の調教結果を分析すると、特に栗東からの出走馬が好成績を収めていることが分かります。栗東の馬の選抜が鍵となってくるレース(まあ関西圏でのレースですし)。
坂路調教とCW調教を比較した場合、坂路で調教を行った馬の方が良い成績を収める傾向にあり、1〜3番人気の栗東坂路調教馬は複勝率が60.0%と非常に高いです。
いっぽう4番人気以下の馬ではその成績はあまり高くないです。しかしCW調教をした馬では、4番人気以下でも好成績を収める馬が多い傾向があります。
まとめ
菊花賞の馬体重傾向から、人気馬や、前走、調教・追いきりなどの傾向をざっくりとまとめました。
予想のほんの一滴でもご参考になれば幸いです(`・ω・´)
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第84回菊花賞(G1)概要
2023年10月22日(日)に京都競馬場で芝3000mで開催される。
クラシックレースの最終戦です。2年間阪神競馬場で開催された後、今年は再び京都競馬場での開催となります。83回の歴史を持つこのレースでは、2020年のコントレイルをはじめ、8頭の三冠馬が誕生しています。
最近の傾向では、コントレイル、フィエールマン、ワールドプレミア、タイトルホルダーなど、多くの馬がその後のG1レースでも活躍しています。どの馬がこの菊花賞で栄冠を手にするのか、非常に楽しみですね!